ああ
No.188382
5年後のイニエスタが日本を振り返る

ああ…あれは参ったよ。最初はバルサ化を目指すということで移籍を決めたんだ。しかし実際に行ってみるとバルサ化なんて到底無理だと思ったね。まず戦力が全く足りていなかった。そして導く存在もいなかった。これでどうやってバルサを目指すんだろう?って思った。しばらくしてリージョがやってきたけど、すぐに結果が出せる訳がないのに結果を急かされ、彼は結局フロントからの執拗なプレッシャーにうんざりして退任してしまった。まあそうなるよね、仕事に窮すようなレベルの監督でもなかったし。そうしてバルサ化という大義を失った僕らはもはや仕事に意義を見出せなくなった。そんな中で仕事してたものだからモチベーションを保つのも大変だったよ。皆、なぜ自分が日本にいるのか、日々疑問に思いながら練習していた。心ここに非ず、だね。いま振り返ってもわからないよ。まあ、アジアを知る、という意味では良い経験だったかもしれないけど、決して良い想い出とは言えないな。結局バルサ化は頓挫したよ。神戸はバルサ化バルサ化と言いながらも、実際にはかたくなに自らのサッカー観を変えようとはしなかった。とにかく走って走って走って、這いつくばるようにして相手にしがみついて、そういう、根性だけに頼ったサッカーだ。工夫、アイデア、コンビネーション、緩急、そうしたものを神戸に植え付ける為に行ったつもりだったけど、なぜか僕らが日本サッカーをやらされるハメになったんだ。本当に酷い経験だったよ…

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