291908☆ああ 2021/02/19 08:30 (SH-03J)
高徳の記事
ブンデスとJリーグのスタイルの違いで葛藤がわかり、とても良い内容でしたので。
↓以下抜粋
実は移籍した当初はそのテンポでプレーしようとしていたんですね。そうすると「縦に急いでいる」とか「守備で相手に食いつきすぎている」と言われるようになった。
縦に急ぐにしても、例えば僕がボールをインターセプトした時に、海外だったら、そこでもうスイッチが入って、周りが動き出しているんでけど、日本では誰かがボールを取ったら、「ボール取ったら、よし回そう」となる。
──いったん落ち着こうとなる。
酒井 取ったボールが横パスか後ろへのパスになって、ゆっくりとボールを回すことが多い。
勝つためにチームのやり方に合わせないといけないので、僕もそれに合わせなければいけない。ヨーロッパ的ではないかもしれないけど、ゆっくりボールを回すこと自体が悪いわけではないですから。
そういうサッカーに合わせることが当たり前になってくると、僕自身も「前へ」という選択をしなくなってきました。
反復練習と一緒です。取ったら下げる、取ったら下げる、じゃないですけど、前を狙わない、攻め急がないってなると、それが染み付いて周りに合わせられるようになる。
「なんか、高徳、普通の選手じゃない? 大したことないね?」みたいに見られているのは感じています。評価は任せますけど、そういう理由もあるんですよ。
── Jリーグのサッカーやテンポに合わせた、と。
酒井 そうです。だから、最初に話したように、自分のレベルがそうなることは想定済みだったんです。だったら、意識を高くやればいいじゃんって言われても、そういうことじゃないんですよ。
──目指している方向性と、どういうサッカーでどう勝つかという戦術の違い、環境の問題が大きい、と。
酒井 あとは自分がやりたいサッカーがイコール勝てるサッカーとは限りませんし、正解でもないですし、一人ひとりの感覚や試合の進め方があって、自分の意見はただ一つの引き出しでしかない。
今、僕が話してきた(ヨーロッパ的な)サッカーを全員がやればいいのかというと、そういうことでもないんです。それを強要するのはただのエゴになりますから。
試合中、あわてるな〜 落ちつけ〜とかベンチから聞こえてきますよね。これ読んで色々納得です