No.3152
鹿島戦
ここ数年で、最も嬉しい勝利でした。残留を決めた2010年浦和戦以上に。間違いなく、チームの歴史に残る試合です。感心したのは、前半の前半、あれだけ前にボールを運べない状況でも、容易にロングボールを蹴らなかったことです。なかなか縦パスが入らずヤキモキしていましたが、15分くらいからでしょうか、岩波が気を効かせてドリブルで持ち上がって前を伺うようになりました。それに伴って相手SH、ボランチの橋本へのマークが緩くなり、悪いながらもボールを運べるようになりました。岩波は、もはや今年のサッカーに欠かせない存在となりつつあります。シンプリシオの不在で、もちろん橋本には頑張ってもらわなければなりませんが、縦パスを森岡に入れるというタスクは、岩波がいればそれなりにこなせるのではないでしょうか。シンプリシオの役目を、橋本と岩波で分担するイメージです。
攻撃面では、小川に裏を狙う積極性が出てきたので、その分、相手のラインコントロールは困難になりました。仮にペドロが戻ればどうなるかわかりませんが、2人が同時に裏抜けを狙うような場面が出てくれば、森岡の選択肢も増えるし、マルキも比較的自由にボールを触る機会も増えるはずです。もちろん、裏抜け一辺倒では勝てませんが。
地味に今後の戦いにプラスなのは、ウヨンのFKが決まったことです。対戦相手も当然、あのゴールは見ているので、バイタルでのファールは神経質になるはず。そうなれば、森岡のアイデアもより発揮しやすくなります。
最後に。賛否両論あるとは思いますが、ナビスコで自信を失いかけていたはずの河本、田中を出したのは、モチベーターの安達監督らしい粋な采配だったと思います。本当は田代を使いたいところだったと思いますが、安達さんなら、しっかりフォローしているはず。
満員のセレッソ戦は、リーグ前半のハイライトになるような試合を期待しています。正直、今のセレッソは微妙です。前からのプレスがなく、サイドバックが前目に位置しているので、ボランチは余裕を持ってボールを蹴れるし、両サイド深くにロングボールを送って起点を作れば必然的に相手は帰陣するので、仮にタッチラインを割っても、相手陣地に押し込むことが可能です。
攻撃も、ほとんどがサイドでの崩し、無理ならボランチ経由で逆サイド、の繰り返しで、最後はタレントのアイデアによるところが大きい。セットプレーは脅威ですが。
このぐらいのスカウトは当然できているはずで、ウヨンの正確なキックがモノをいうはず。後は、決定機をしっかり沈める落ち着きが鍵を握るはずです。