414502☆新保恵真 2022/03/28 00:04 (S4-KC)
女性 69歳
三浦は何が起こるかわからないこんな混沌とした時代と
ヴィッセルという特殊な事情を抱えオーナーからのどんな無茶なオーダーにも応える為に
いかようにも戦い方を選択出来るという強みに立脚したチーム作りをしていた
そして取締役をも兼務している三浦自身最もそれを理解しているからこそ
ACLベスト4、リーグ戦3位という歴代最高の偉業を成し遂げられた
全方位型のチームが持つ戦略の選択肢という強み
それもまたサッカーにおける一つの正義の形であり
これを確立できれば圧倒的な優位性をヴィッセルは生涯保つ事ができた
それには十分な資金とオーナーが信頼する人材確保がなければ絶対にそれは不可能だ
しかし資金があるだけでもまた成功を収められないところにマネジメントをする監督の難しさがある
個の力と戦術の単純な二分論だけでは到底解決出来ないヴィッセルという特殊な事情を抱えるチーム作りの難しさは
リージョ、Finkも含めた過去の22人もの指揮官が既に悲しい位に証明してくれているし
リョイス監督の船出に水を差すつもりなどはないが
リョイスもこの例に漏れずに失敗に終わるだろう
指導者タイプの人間が経験ある選手達を指揮すれば
こと細かい指示に対し
“んな事はわかっている“と
選手達が煙たがりチームが崩壊する事はよくある話だ
稀代の戦術家と呼ばれたリージョ時代に起こった事はチームと監督のマッチングの難しさを端的に表した事例であった
かつて合理的なプレーを好んだ三浦というプレイヤーが監督になり示してきた成果は
ヴィッセルという特殊なチームをより深く考察するための一つのヒントとなっている