559768☆ああ 2023/02/19 23:13 (iOS16.3)
覆面さん
「ヴィッセルに問題が多かったことも事実だ。最大のものは後方からのビルドアップだ。サンペールや大アが不在とはいえ、最終ラインからの脱出はスムーズとは言えないものだった。結果的に特定の選手の「センス」が救う形になったが、こここそがベンチに「設計」が求められる部分だ。これを解決すべきはGKの前川黛也、そして山川哲史と本多の3選手だった。最終ラインでボールを回収した際、もう少し落ち着いてボールを脱出させていかなければならなかった。或いは「まずは蹴り出せ」というベンチの指示があったのかもしれないが、前がかりになった相手に対してそれをやってしまうと、セカンドボールに対して前向きに受けることのできる相手の方が有利なのは言うまでもない。
福岡の3トップはヴィッセルの最終ラインに厳しいプレスをかけるわけではなく、寧ろ背後のアンカーである齊藤未月へのマーク、そしてサイドバックにボールを入れさせないことに重きを置いていた。アンカーの脇を支配するのは、アンカーシステムを採用するチームに対する鉄則であるが、そこに幅を加え、サイドバックを押し込み続けることで、ヴィッセルの攻撃を防ごうとしたのだ。だからこそ前川、山川、本多には「ボールを前に動かす余裕」があった筈だ。彼らには、「前が空いていたら前進し、相手が寄せてきたら引き付けてリリース」というピッチ上の振る舞いを守ってほしかった。「失点しない」ということにチームとしてフォーカスしていたため、早くリスクを回避したいという気持ちが強かったのかもしれないが、マイボールの時間を伸ばすことも立派な守備だ。ここ数年、ヴィッセルがボールを握ることに拘ってきたのも、「相手に攻撃させない」という狙いがあったことを忘れないでほしい。
この人本当よく見てるし言語化本当うまい。
その通りだと思う。