108422☆ああ 2020/06/23 19:53 (iPhone ios13.5.1)
徳島ヴォルティスの監督に就任して4季目を迎えました。
リカルド・ロドリゲス こんなに長い時間を日本で過ごせるとは思っていませんでした。日本で指揮を執りたいという思いを受け入れてもらって、ここまでいい時間を過ごせています。私はこのクラブで目標を達成しながら前に進んでいきたい。徳島での時間が続くことを願っています。
――昨シーズンはあと一歩のところでJ1昇格を逃してしまいましたが、その試合後すぐに来シーズンも指揮を執ることが決定しました。徳島に残るという決断に至った経緯を教えてください。
リカルド・ロドリゲス ありがたいことにいくつかのクラブが興味を示してくれました。でも、私はこのクラブでJ1昇格を成し遂げたいと思いました。みんなと再挑戦したいという思いが強かったので、決断は難しくありませんでした。
――監督は徳島のサッカースタイルを確立したと思っています。この3年間を振り返って、ご自身の手応えはいかがですか?
リカルド・ロドリゲス クラブに来たときに、「どんなサッカーを見せたいか」を考えました。そして今は、「徳島のサッカーはこうだよね」と言ってくれる人がいます。これは一つの成果です。たくさんの試合を重ねることで、今までできなかったことができています。試合中に問題が起きたときも、うまく解決して、次につなげることができている。この経験は今後の指導者人生にとっても大事ですし、スタッフやコーチ陣、選手もたくさんのことを学んでくれていると思います。
――徳島は最終ラインからボールをつなぐスタイルが評価されています。スタイルを明確に示すことは、ファン・サポーターにとってどんな影響があると思いますか?
リカルド・ロドリゲス まず、私にはファン・サポーターに楽しんでもらえるようなサッカーをしたいという思いがありました。たくさんゴールが入ったり、ディフェンスの時間が短かったり、ボールを失ってもすぐに奪い返して攻撃をしたり。そういうサッカーをすれば、見に来てくれた人たちが楽しんでくれるのではないかと考えたんです。だから、徳島のサッカーでファンやサポーターが楽しんでくれているとしたら、とてもうれしいです。
――監督のサッカーが好きという徳島ファンは多いと思います。
リカルド・ロドリゲス 「徳島のサッカーをしたい」と言ってくれる選手も増えました。やる気のある選手が入ってきたことで、さらにチーム力が高まると思っています。徳島からJ1にステップアップする選手も増えてきて、そうすると「徳島でプレーすれば、もしかしたら自分も上にいけるかもしれない」と考える選手が出てくる。伸びしろのある若手選手が集まってくれるので、チームはまだまだ成長できるはずです。
――今季は参入プレーオフがなくなったので、2位以内に入らなければJ1に昇格できません。このレギュレーション変更によって目標がより明確になったのでは?
リカルド・ロドリゲス そうですね。ただ、そこにたどり着くのは簡単ではありません。その2枠を懸けて、アビスパ福岡や京都サンガF.C.、ジェフユナイテッド千葉辺りと争うことになると思います。もしくは想定していないようなクラブが割り込んでくるかもしれません。日程がハードなので、何が起きてもおかしくありません。だからこそ、チーム全体でやれることをしっかり積み重ねていく。目標達成のために求められていることを選手全員ができるようにすることが大切です。