109784☆joanjett 2020/07/17 20:26 (SO-02J)
男性
繋ぐべきもの

山口戦は、素晴らしい試合だった。
リカルド体制で3本の指に入る内容。
ヴォルティス史に残る美しい試合だった。

出色だったのは徳真。
ボールを持ったアンカーやCBの斜め前に入り、パスを引き出してはワンタッチで折り返すという作業を丹念に続けた。
これが効いた。

横パスや後ろからのパスは、受ける側の身体も、後ろ向きか、良くても半身になる。
そうなると、どうしても、背中の側のサイドや前線の動きが見え難い。
当たり前のことだけど、前からパスが返ってくると、前を向いたままパスが受けられる。
逆サイドで張っているWBや裏抜けを狙っているインサイドハーフが、全部視界に入る。
だから、大きなサイドチェンジや質の高い楔のパスが、ワンタッチで打てる。
展開が大きくなれば、SBは外に、CBは後ろに引っ張られる。
すると、真ん中が空いて、ボールが回りやすくなるし、セカンドボールも拾いやすい。
"展開の質"が、2段階くらい上がった印象を持った。
その端緒となったのは、徳真の"斜め前"のポジショニングだと思う。

サッカーは、『風が吹いたら桶屋が儲かる』を地で行く連鎖のスポーツ。
すべてが一繋ぎに繋がっている。
今回、改めてわかったのは、本当に繋がなければならないのは、『パス』じゃなく『意図』だってこと。
サッカーの深淵に触れたヴォルティス。
今節も楽しみだね。
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