118540☆スカパー 2020/10/09 10:27 (iPhone ios13.7)
サッカーJ2で首位を走る徳島ヴォルティスは10日午後2時から、鳴門ポカリスエットスタジアムで21位愛媛との四国ダービーに臨む。リーグ再開初戦となった6月末のアウェー戦は3―0で折り返しながら後半に4失点してまさかの逆転負け。ショッキングな敗戦から多くを学んだチームは最後まで緩みなく戦うことを肝に銘じ、勝ち点を積み上げ続けて今がある。下位に沈む四国のライバルを内容、結果ともに圧倒して大きな借りを返し、J2優勝、J1昇格に最も近いチームであることを証明する。
前節で今季3度目の5連戦を終え、2日間のオフを取った選手は心身ともにリフレッシュ。8日は板野町の徳島スポーツビレッジでフィジカルメニューやパス交換などに取り組んだ。雨の中でのトレーニングとなったが、モチベーションの上がるダービーを前に引き締まった表情を見せた。
ロドリゲス監督は後半に4失点して敗れた愛媛戦を振り返り「高い授業料を払うことになったが、その後は前半にリードしていても『まだ何も決まっていない』と選手に伝えてきた。あの敗戦があったから首位に立てている」と語る。
愛媛は前半21試合を最下位で折り返し、ここまで5勝7分け12敗(勝ち点22)と勝ち数がリーグで最も少ない。ミスが失点につながって勝ち切れない印象だ。ただ、最近4試合は1勝3分けと復調の兆しがうかがえる。徳島同様にボールをつなぐスタイルを貫いており、パスの配球元となるボランチ森谷をうまく封じたい。
アウェーでのダービーはベンチで見ていた阿波市出身のMF小西も「あの試合を誰も忘れていない」。地元選手としてダービーへの思いはひときわ強く、「徳島出身者はほかにもいる中、試合に出ている僕が責任を持って戦う」と勝ち点3へのこだわりを見せた。