148643☆OWEN 2021/03/31 01:31 (SO-02J)
男性
吠えろ、若武者!
昨日のU-24日本代表対アルゼンチン戦は、示唆に富んだ試合だった。
初戦は持ち味を消されて、点差以上の完敗。
何よりも、『やっぱりアルゼンチンには勝てない』と思わされるような雰囲気、空気感が印象的だった。
でも、昨日のミクスタには、そんな雰囲気は微塵もなかった。
ゲームチェンジャーは、田中碧。
彼が空気を一変させた。
プレーとしても、球際の強さや展開の読み、大胆なパスなど、見るべきところはたくさんあった。
ただ、それ以上に効果的だったのが、彼の"声"。
先輩である板倉がペアだったことも影響したのだろうけど、試合の入りから、大きな声で威勢のいい支持を連発、プレーと両面でアグレッシブな雰囲気を作り出した。
初戦は、アルゼンチンという金看板に、気づかぬうちにプレーが小さくなっていたように思う。
チャレンジする場面もあったが、「格上に対するチャレンジ」という意識が透けていた。
一方、昨日の田中碧には、『ピッチに立てば対等』という気概が溢れていた。
その気持ちが、周りのメンバーを巻き込み、パフォーマンスを向上させたように思う。
うちにとっても、参考になる試合だった。
7年ぶりのJ1。
かつてのライバル、憧れの選手が集う舞台。
自分の価値を示したい。
過去の評価を見返したい。
強すぎる想いが、知らず知らず、安全なプレー、確実なプレーに繋がっていたのではないか?
J1に対する過度な恐れが、チャレンジを独りよがりなものにしていたのではないか?
うちにも、田中碧のように大きな声を出して、積極的なプレーで周りを鼓舞する選手が必要だと思う。
そういう役は、いつも憲さんだったけど、そろそろ、若手にも責任を負って欲しい。
例えば、小西は、天皇杯のガンバ戦でそういう気概を見せていた。
垣田なら、明るいキャラクターと激しいプレーで若手を引っ張れるだろう。
渡井も、宮代も、藤原も。
大きな声を出すのは、1人じゃなくたっていい。
沈滞ムードを打ち破るきっかけは、意外とそういう単純なことかもしれない。