175269☆スカパー 2021/07/11 13:22 (iPhone ios14.6)
勝点差は『3』。今後を左右する下位直接対決
4月4日以来の顔合わせ。あの日から約3カ月、成長曲線で上回るのは。
まず、前回対戦を振り返る。
徳島は3得点を挙げ、クリーンシートで快勝。清水のロティーナ監督は「相手のビルドアップが機能していて、われわれがプレッシャーに行っても奪えず、そのあとリトリートしなければいけなくなり、運動量が多くなりました」と試合後に敗因を振り返った。徳島の戦い方は変化してきてはいるものの、清水が警戒して準備してくるポイントの1つだろう。
次に、両者の直近を見ていきたい。
まず、ホームの徳島は6月のリーグ戦再開から3連敗。6戦勝利なしと長いトンネルから抜け出せずにいる。徳島の志向するスタイルから考えると、特に課題として浮かび上がるのは得点力だろう。流れの中での得点は、直近が5月15日の明治安田J1第14節・広島戦に当たる。決定力不足であれば気もラクではあるが、現状における課題としては、ボール保持率は相応にあるものの、チャンス構築数は決して多くない。それはシュート数にも表れている。第19節・FC東京戦は5本、第20節・横浜FM戦は3本、第21節・札幌戦は3本。シュート数がすべてではないものの、清水戦ではよりシュートを打てる試合に期待したい。また、水曜に開催された天皇杯3回戦・神戸戦では敗戦ながら、アグレッシブで魅力的な内容を演じられただけに、次につなげられるかどうか。
対する清水は6月のリーグ戦再開前は下位に沈んでおり、再開後の下位グループとの連戦が今季を占うと言っても過言ではなかったが、第19節・仙台戦(3○2)、第20節・横浜FC戦(1△1)、第21節・大分戦(1○0)と着実に勝点を積み上げて、13位まで浮上した。ここで徳島に勝利すれば、ほぼパーフェクトな形で次の中断期間を迎えられる。今節もカギを握るのは、チーム最多の7得点を挙げているチアゴ サンタナだろう。前回対戦でもチアゴ サンタナをストップした徳島の選手はいない。複数人に囲まれようとも、強じんなフィジカルで間合いを詰めさせずに圧倒的な個を発揮した。得点源としても当然ながら、チアゴ サンタナが相手を複数引きつけることでフリーになる選手は必ず出てくることだろう。
徳島は勝利すればJ1残留圏に踏みとどまり、敗戦すればJ2降格圏突入の危機。清水は勝利すれば中位グループに名乗りを上げ、敗戦すれば再び残留争いに巻き込まれる。この先の局面が多く左右されそうな重要な一戦。梅雨の影響でやや天候が心配されるがゆえに、両者ともさまざまなパターンを想定して臨む必要があるだろう。勝者は徳島か、清水か。