384344☆ああ 2024/05/02 15:14 (iOS17.4.1)
クラブとサポーターの関係 
 どこでJリーグの常識はずれてしまったのか?
 そもそもの話、クラブ首脳や監督が試合後にゴール裏のサポーターに釈明したりする義務などない。
「ゴール裏に来て、説明しろ!」
 そんな言い方が今や徳島以外でもJリーグでは普通になっているが、それ自体が異常である。
 例えば最も進んでいる欧州各国のトップリーグで、「社長や監督がゴール裏で頭を下げながら飛び交う怒号に打ちひしがれる」などあり得ない。人権を無視したような野次も飛ぶ。そこに出て行って、建設的な会話などできるはずはない。
 さらに言えば、試合後に負けた後も選手がスタジアムのサポーターに挨拶に行く行為も、そろそろ考え直すべきだろう。負けた後、サポーターは気が立っているだろうし、どうしてもきつい表現になる。しかし、それ以上に選手も本当は気持ちがすさんだ状態である。想像してほしい。そこに尊厳を傷つけるような言葉を浴びせられるのだ。
 もしスペイン、ラ・リーガで負けた後の選手の挨拶を義務化したら、どうなるか? お互いが衝突し、暴動に発展するだろう。
徳島は極端な例だが、Jリーグ全体の問題
 では、サポーターはどう不満をぶつけるのか?
 それは試合中の自軍に対するブーイングで十分だろう。ピッチのことはピッチで完結させるべきで、何も応援は義務ではない。そこで我慢するから、試合後に暴発するのだ。
 首脳陣の不埒な経営に対しては、スペインではスタジアム全体で白いハンカチを振る。それは最高レベルの侮辱を与えるもので、別れのあいさつであり、「出て行け」という強烈な意思表示である。もちろん、会長などをののしる大合唱になることもあって(これはお勧めできないが)、ゴール裏での物々しいやり取りよりもマシだ。
 徳島の例は極端かもしれないが、多くのJリーグのクラブのサポーターが当然の権利で試合後の「挨拶」を求めている。負けた場合の反省を要求し、それがないと収まらない。「励まし」という人もいるだろうし、それが出発点なのだろうが、選手の中には負けた後の「同情」を惨めに感じるし、客観的には”晒し首”のような情景になる。怒号や侮辱的言動が飛び交うこともしばしばだからだ。
 何より、そうしたすさんだニュースがJリーグで出るだけで、例えば家族連れや女性は会場から足が遠のく。この儀式を苦手にしている選手たちは少なくない。一部の欧州挑戦した選手たちは、ほっとしているほどだ。
 今年4月、J2モンテディオ山形の渡辺晋監督は、敗戦後にゴール裏に挨拶に行って、罵声を浴びた上で液体を懸けられたという。チームは反発もせず、粛々とサポーターの怒りを受け止めた。しかし、ファンサービスは中止になった。
「徳島も監督を解任したし、自分たちも騒げば…」
 そんな風潮が少しでも高まっているなら、それは日本サッカー全体の危機だ。
クラブが断固とした態度を
 翻って、これはクラブの問題と言えるだろう。
 Jリーグはクラブ会長、社長、ダイレクターなどのスタッフ、そして監督などの人材に重大な問題を抱えている。選手たちが着実に成長する一方、マネジメントの人材難が目立つ。マネジメントで同じようなエラーを繰り返し、それを各クラブにまたがって行い、状況を劣化させている。
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