No.40310
日本ではA代表のハリルホジッチ監督が、決闘の意味を持つDuel(デュエル)というキーワードを使い、球際の戦いの重要性を強調。来日当初のJリーグ視察では激しさのない淡泊なサッカーを嘆いていたという。確かに日本では少年時代から技術重視の綺麗なプレーを教え込まれる傾向が強い。「サッカー=格闘技」という意識は薄く、南米では日常茶飯事である故意に相手を削ることなどは「悪」とされる。
記者も中学、高校時代の部活動で1対1の守備では、むやみにボールを奪いにいくのではなく、交わされないために相手との距離を寄せて止まるように指示を受けた記憶がある。この「寄せる」というソフトな表現も日本に“球際の文化”が育たない理由の1つのように感じる。プレスを掛けることを「奪う」「潰す」「削る」「刈る」など過激にすれば、戦う意識が根付くかもしれない。