94999☆joanjett 2019/10/23 20:16 (SO-02J)
男性
拝啓 岩尾キャプテン
試合に絡めてないのに、選手を集めて、ダービーの重みを説くベテランがいる。
シーズン中にポジションを動かされても、腐らずにチームに尽くす若手がいる。
嫌われ者になることも厭わず、サポーターに意見を述べる加入1年目がいる。
ホント、良いチームだな。
岩尾キャプテン。
キャプテンは、『帰属意識』とか、小難しい言い回しをするけど、ようするに、こういうことだろ?
こういうチームに成りたかったんだよな?
他チームから羨望の眼差しを送られるほど魅力的なサッカーをしながら、プレーオフにも残れなかった2017年。
シーズン前だけじゃなく、夏にも主力を抜かれ、スタイルとは違うサッカーを強いられた2018年。
(去年の夏、勝っても冴えなかったキャプテンの顔が忘れられないよ。)
紆余曲折を経て辿り着いた2019年。
相変わらずメンバーは入れ替わったけど、培ったスタイルは崩さず、結果が出なくてもブレずに貫いた。
そうして迎えた実りの秋。
もちろん、まだ終わりじゃない。
でも…
このチームで行きたいよな、J1。
俺も、このチームのサッカーをJ1で観たい。
後半28分に3バックの選手が流れからゴールを決めるサッカーなんて、そうそう観られるもんじゃない。
一人ひとりが利己心を抑え、チームのために繋いでる。
個々の選手が、犠牲になるのではなく、活かされるために繋がってる。
だからこそ、あれだけ多くの選手がゴールを決めてるんだよな。
まさに、One Teamのサッカー。
まだまだ試合が続く。
こんな時期に、こんな言葉、かけるべきじゃないかもしれない。
でも、伝えたかったんだ。
俺たちが(少なくとも俺が)、どれほどこのチームを誇りに思ってるかを。
どれほど胸を滾らせてるかを。
こんな戯れ言を読んで、日和ってちゃダメだぞ。
まぁ、キャプテンならそんな心配いらないだろうけど。
残り試合を数えちゃいけない。
1試合1試合が、2度と取り戻せない試合になる。
慢心してもいけない。
臆病でもいけない。
難しい試合だ。
そんなとき、これだけは心に留めておいて欲しい。
みんなが作り上げた徳島ヴォルティスのサッカーは、間違いなく観る人の心を打つ、観る人の胸を熱くするサッカーだという自信と誇りを。
試合が終わる最後の1分1秒まで、徳島ヴォルティスのサッカーを貫いてくれよ。
俺は、結果よりも、その心意気を観たい。