95093☆ああ 2019/10/26 12:19 (iPhone ios13.1.3)
終盤になれば、点が取れる」
ここ10試合で、徳島は20ゴールを挙げている。そのうち前半のゴール数が4、後半のゴール数は16。後半に勝負を決める展開が多いことがわかる。梶川はこう続ける。
「今は『終盤になれば、絶対に点が取れる』という自信があるので、後ろからしっかり繋げるようになった。結果が出ていないときは、正直自分たちの中に『これで本当にいいのだろうか? 』という疑問が生まれてしまっていたのかもしれない。それが今はなくなった。
最初の方は勝っても、なんだかんだで勝ったという印象でした。でも、途中から『僕らがこうしているから勝った』と思えるようになったんです。積み上げてきたものと、自信がリンクしてきたのだと思います」
静学出身・渡井理己の飛躍。
高卒2年目、成長著しいMF渡井理己の目から見てもそうだった。
「リカ(ロドリゲス監督)のサッカーはとにかく相手の出方を見て、それに対して『こうボールを動かしたら、ここが空いてくる』とある程度イメージをして、対戦相手のタイプに合わせて表現していく。それはずっと変わっていません。でも、昨季や今季の前半戦は焦って蹴るか、無理に繋ごうとして自滅するかのパターンが多かったと思います。
リカのサッカーは相手がどこであろうが、前から来るチームであっても、引いて来るチームであっても、“間”を突いたり、的確なポジショニングをとり、連動やローテーションをしながら組み立てていく。相手の動きに自分たちで対応できるサッカーをやり続けてきたので、自分たちがどうこうではなく、相手を見ながら『次はどこにポジションを取ればいいか』を考えて動く。今はそれが、1試合を通してできるようになってきたと思います」
2018年に静岡学園高校から加入した渡井は、ルーキーイヤーこそリーグ戦出場ゼロに終わったが、日ごろの練習からロドリゲス監督のサッカーを理解しようと努めた。その結果、「空いたスペースを有効活用するサッカーなので、僕にとっては得意なプレー。意識してより磨くことができた」と、ロドリゲスサッカーの体現者として飛躍のきっかけを掴んだ。
今季は1トップや2シャドーの一角として今季はコンスタントに出番を得ると、無敗が始まった福岡戦からレギュラーの座を掴みとった。それまでも途中出場で3ゴールを挙げていたが、定着後も3ゴールを重ね、ルーキーながらリーグ戦6ゴールと重要な働きを見せている。