98191☆ああ 2019/12/01 21:57 (iPhone ios13.1.3)
今季、筑波大から徳島に加入すると、開幕スタメンの座を勝ち取った。「何も考えていなかった。42試合の中の1試合。Jリーグ1年目の1試合目という特別な形ではあったけど、心の中では『ただの1試合』と思って試合に臨んだ」という開幕戦から第4節までスタメンに名を連ねた。しかし、その後は思ったように出場機会をつかめない時期が続く。苦しい期間となるが、「いつか必ずチャンスが巡ってくる」と練習に打ち込むだけでなく、チームメイトのプレーを見て盗めるものは盗んだ。

「同じポジションに岩尾(憲)さんや狩野(健太)さんがいて、一緒にプレーすることで、毎日、発見しかなかった。『こうすればいいんだ』『こうするんだ』というのを、ひたすら勉強した。同じポジションのスペシャリスト、目標とする人が近くにいる中で練習ができているので、毎日毎日、成長できていると感じられた」

「我慢する自分も見つけられたし、学べる自分も見つけられた。良いことばかりではないけど、その分、自分にとって新しい発見が多かった」

 ピッチに立てなかった時期も腐らず、新たな自分を発見して成長する男にチャンスが巡ってくる。シーズン終盤の第41節東京V戦にスタメンを託されると、第42節山口戦、そしてプレーオフ1回戦甲府戦と3試合連続で先発出場を果たすことに。「(小西)雄大がケガをしたタイミングだったけど、そこからチャンスをもらえて出させてもらっている。自分の力ではなかったかもしれないけど、転がってきたチャンスをモノにできているのは良かった」。巡ってきたチャンスをしっかりとつかんだ。

 プレーオフ2回戦の相手となる山形には、前橋育英高の同期FW坂元達裕が在籍している。今季J2リーグ15試合1得点の鈴木に対し、レギュラーとしてシーズンを過ごした坂元は全42試合に出場して7得点を記録。意識しないわけはない。「同期があれだけ頑張って、あれだけ活躍して、1年目からチャンスをモノにできる。本当に勝負強いと思うし、あいつはそれだけの覚悟を持ってやっていたと思うので、素晴らしい選手だなと改めて思う」と山形の主軸にまで成長した坂元を称賛。そして、対戦するからには「負けたくない」と闘志を燃やしつつ、同期との対戦は「幸せなこと」とも語った。

「山形が他のチームと対戦していたら頑張ってほしいと思うけど、対戦するとなったら、やらせたくない気持ちがある。でも、同期との対戦は、サッカー選手として純粋に嬉しい。高校の仲間、大学の仲間とこういう舞台で対戦できるのは、誰もが嬉しいはずだし、それだけワクワクして燃えると思う」

 一週間後、楽しみな対戦が待っているが、そこがゴールではない。限られた時間の中で、「磨くべきところはもっと磨いていく。まだまだ発展途上」と表現する自身を少しでも成長させ、J1昇格をつかみ取ってプロ1年目を締めくくりたいところだ。
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