157867☆さん 2019/08/28 19:39 (SOV38)
やってやれVファーレン!見返せ!Vファーレン!
だが今の状況を謙虚に受け止めて、意識を高めていかないと、この状況からは順位が高まっていかないという危機感が、あえて目標の修正を口にさせた。
同じ頃、選手たちも巻き返しへ向けて動いていた。それは選手たちのみで集まっての海辺でのバーベキューという、夏のレジャー然としたイベントではあったが、このタイミングで集まったことは「もう一度みんなでひとつになる」という思いを強くさせた。
ここまで長崎が苦戦した要因のひとつに、チームスタイルの変化に対する柔軟性の不足が挙げられる。手倉森監督が「誰が出ても、同じ力が出せるチーム作りをやってきたが、そこで戦術の浸透度が分散した。柔軟性を求めすぎて、強化のポイントを分散させてしまった」と振り返ったように、「堅守速攻」から「ポゼッションとカウンターの併用」へのスタイル転換に対応しきれていなかったのだ。
それだけに、柏戦後に選手たちの意識がもう一度同じ方向へまとまったのは大きかった。柔軟性の不足を、互いにカバーし合う意識が強まったのだ。
柏戦で球際の厳しさが復活し、接戦を演じられたこと、故障による欠場の続いていた角田誠、玉田圭司という攻守のベテランが戻ってくる時期だったのも幸いした。続く山口戦では攻守ともに噛み合った内容で4-0と大勝し、連敗を4で止めただけでなく、チーム内にあった停滞感を払拭することに成功する。
むろん、玉田が「単発じゃなく勝ち続けるチームになるためには、まだまだやるべきことはある」と語るとおり、山口に勝った1試合だけですべてを判断するのは早計だ。だが「これからいけるんじゃないかって手応えはだいぶ掴めた」という角田の言葉どおり、復活の兆しは感じさせることができた。
J1昇格を語るには、まだまだ状況は厳しい。だが「ここからJ1に昇格すれば、それは奇跡なんだ。奇跡を起こしにいこう」と語る手倉森監督の表情に迷いはない。長崎は残るリーグ戦13試合で、台風の目になろうとしている。