316841☆ああ 2022/06/13 15:34 (iOS15.5)
昨年にあれほど機能した松田サッカーが、これほどに苦戦した理由は複数ある。

 ひとつは前述した補強バランスの悪さだ。昨季の序盤は、秋野央樹、ルアン、富樫敬真、フレイレ、徳重健太といった選手中心のポゼッションで戦い、途中から米田隼也、加藤大、江川湧清、鍬先祐弥、都倉賢といった選手中心の堅守速攻へ方針転換。さらに相手のスカウティングが進んできた終盤は植中朝日、加藤聖、ウェリントン・ハットといった選手が台頭している。実質2.5チーム分と言えるほど戦力的な幅があったのだ。

 だが、昨年のレギュラー格だったウェリントン・ハット、毎熊晟矢、名倉巧の3人をはじめ、ポゼッションを志向した選手の多くが去り、堅守速攻に適応する選手主体となった結果、今季の戦力の幅は狭まった。特に守備の約束事を徹底できないウェリントン・ハットを守備でフォローしつつ、10アシストを記録した毎熊の離脱は大きく響いた。

 もともとポゼッションを志向していたチームが守備の約束事を取り入れるより、守備のチームがポゼッションを高めることは難度が高い。守備には約束事があるため、規律を持ち込めばある程度は理論で対応できるからだ。だが個やひらめきといったものに左右される攻撃はうかつに持ち込めば守備の約束事を壊すこともある。
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