確信犯だったみたいね
No.72291
 10日夕の記者会見から一夜明けた11日、サッカーJ2、V・ファーレン長崎の荒木健治会長(60)があらためて開いた会見で口にしたのは、地元企業からの支援受け入れだった。前日はNOVAホールディングス(東京)の支援案採用を表明したが、株主らが反発。クラブ側は深夜に役員で協議し、長年クラブを支える筆頭株主のジャパネットたかた(佐世保市)の支援を受ける方針に転換した。支援を巡る混乱は、ひとまず回避できたと言える。

 10日昼に全面支援を表明したジャパネット案に対し、V長崎は同日夕の会見で「クラブ側に具体的な提案がない」とあくまで拒否の意向をにじませた。「地元企業最優先」としていた当初の方針に反する対応に、株主らの反発は強かった。

 ジャパネットからV長崎に支援の打診があったのは、経営難が表面化する前の昨年末。ジャパネットはV長崎の財務状況開示後に具体的な支援案を提示するとしていたが、V長崎が開示に応じたのは今月7日。NOVAからの支援打診を正式発表した日だった。

 「擦れ違い」が招いた支援を巡る混乱。一度は受け入れた支援案を断ることになったNOVAに対し、荒木会長は涙ながらに謝意を述べた。会見の最後には「うみを全て出し、新しいV・ファーレンをジャパネットにつくってもらいたい」と、クラブ再生に期待を込めた。

=2017/03/12付 西日本新聞朝刊=

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