FIFAランク20位のイランは29位のエジプトに1―1で引き分け。G組3位となり、3組を残して3位チームの6番手(8番手までが決勝T進出)につけた。
序盤から試合が動いた。前半5分、相手のエースFWサラーが放ったシュートを防ぐも、そのこぼれ球をMFサベルに押し込まれて先制を許す。同11分につかんだPKのチャンスを外し、嫌な雰囲気が流れる中、同14分にDFレザイアンが相手GKからのこぼれ球を角度のないところから押し込み、試合を振り出しに戻した。後半アディショナルタイムにはネットを揺らしたがオフサイド判定でノーゴールとなった。
イランは中東情勢の悪化から参加可否が取り沙汰される上に、ベースキャンプ地も米ツーソンの予定からサンディエゴの南に位置するメキシコのティファナに変更となった。さらに初戦でも試合前日の午後に米国入りすることを強いられると、午後8時ごろの試合終了後、メキシコに戻るように急きょ求めらた。ガレノイ監督も試合後、選手らを前に「W杯史上、最も抑圧されたチームだ」と、チームに過密日程を強いる米政府の入国制限に不満を表明。大会を通じて波乱万丈だったイランは、残り3組のうち1組でもイランを下回るチームが出た場合、初の決勝T進出が決まる。