>>985680
社外取締役の成果は、ガバナンスの強化、経営の健全化、意思決定の質の向上といった形で現れます。
つまり、「直接稼ぐ」のではなく、「会社全体が長期的に稼げる体制を築く」ことが成果です。
例:東芝やオリンパスなど、社外取締役の機能不全が問題となった事例は多く、「成果を出さない」社外役員がいかに害になるかを示しています。
社外取締役は法的にも「取締役」なので、他の役員と同様に善管注意義務・忠実義務を負っています。
つまり、仮に経営判断に重大な欠陥があった場合、「見て見ぬふり」していた社外取締役にも責任が及ぶ可能性がある。
責任がある以上、成果(適切な助言・監督)を出すことが期待されるのは当然です。
実効性のあるガバナンスを機能させるには、形だけの社外取締役ではなく、実際に貢献する人材が必要。
近年の企業統治コードや投資家の視線も、「社外取締役の実質的な貢献」にシビアになっています。
つまり、「成果を出さないなら要らない」と判断され、資本市場からの評価にも影響が出ます。