無差別なタダ券のばら撒きは、動員を一時的に稼げても、長期的にはブランド価値を損なう「劇薬」です。
最大の失敗要因は、顧客に「0円」という基準を植え付け、正規料金4,000円への心理的障壁を極端に高める点にあります。身銭を切らない客は熱量が低く、リピートに繋がりません。最近の「2万円相当のシャツを2枚配布」といったクラブメンバー特典も、大雑把すぎて希少性を自ら捨てている状況です。
今後は安易な物量作戦を廃し、少額でも対価を払わせる「顧客化」への移行が不可欠です。配布を絞り、来場者に半額クーポンを送るなど、段階的に財布を開かせるきめ細やかな戦術こそが、真のファン定着には必要です。