107253☆ああ 2024/02/06 11:52 (K)
黒田監督とのやり取りや町田での生活について迫る
町田のトレーニングには「ポジィティブな要素が多い」と語る

 黒田監督からはもっと追い込めと言う言葉をかけられたことについては、「そういう強度でやらないと、ここから先は戦っていけない。監督は老体にムチを打ってと言うが(笑)、まだまだできるところを示さないと。若い選手もいるので、そう感じています」

──町田は守備がベースのチームで、その強度をさらに高める練習が多いようですが、DFの昌子さんとしては練習が楽しいですか? それとも辛いですか?

「いやいや、辛くはないですよ(笑)。やはり僕も練習とはいえ成長したいので、淡々とこなすつもりはありません。成長したくてここにきているので、そこは全力で取り込んでいます」

──その練習も意図あるものが多いですね。

「それも選手として成長できる一歩だと思いますし、これまでいろいろな監督の指導を経験してきましたが、黒田さんには黒田さんの色があって、毎日を非常に楽しんでいます」

──キャンプを通して上手くいっているところを教えてください。

「監督のやりたいサッカーを理解するという部分では、すごく上手くいっている。かなりハイペースで理解しています。それをピッチで体現する部分も含めてできているんじゃないかな。だからポジィティブな要素が多いです」

 黒田監督は本来なら徐々に上げていくところを、スタートの早い段階から高い強度を求めているようで、そこがチームスタイルとしてよく出ていると言う。昌子の言葉通りで、その練習は特に対人の部分では、FWにプレーをさせない激しさを追求している。しかし、相手をファウルで止めるのではなく、「相手には怪我をさせないと」とコーチが選手たちに向かって言っていたように、激しさのなかにもクリーンにボールを奪おうとしている。

 町田にとって初舞台となるJ1の開幕に向けて必要なことを昌子は「いまこの時期に出る良いこと、悪いことの両方をポジティブに捉えて良いところは伸ばす、悪いところは修正するというのがこの時期では大事。それをグラウンドのなかで監督の言葉を待つのではなく、自分たちで修正していけるようにする。そして、監督の意見と融合させていく必要があり、そういう準備はキャンプでしかできないので、そこは突き詰めていきたい」と答える。

 最後にJ1の舞台への挑戦の意気込みを聞いた。

「チームはJ1初挑戦で選手も(初挑戦)が多いので、そこをしっかりと支えていけるように自分自身も全試合に出るつもりで、しっかりやっていきたいと思っています」

 町田には特出したスター選手はいない。しかし、選手たちは良く鍛え上げられている。意図ある練習における激しさや集中力は、驚くほど高い。守備では局面で負けない、そして攻撃でもひとつのチャンスをものにしようとする勝利に向けての一体感は、町田をJ1でも躍進させると思わせるだけの十分な理由になると感じた。

 もしかして昨年J2を席捲したように、J1でも上位に食い込む躍進を遂げるかもしれない。そう思わせるほど練習の内容は濃く、作り出されていた雰囲気には活気があった。
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