No.329087
一言で言えば「降格が想定外だった」ことでしょう。
2023の販管費急増は、恐らくゴースタ移転のための費用(備品の更新等)と思われ、また、2024の販管費のさらなる増や試合関連費用とその他売上原価の前年比大幅増は指定管理者としてゴースタでの試合開催に係る費用がその水準であることと思われます。ですが、これらは予めわかっていたことですので織り込んでいたでしょうし、ゴースタ移転後は実際に収入のほうも大きく伸びていることから、「2023は多少赤字になっても、2024以降の収入増で取り返しそれ以降は安定して黒字を積める」見通しだったものと思われます。
誤算だったのはまず2023に降格危機に陥り、夏に木村、加藤大樹、山本義道を補強したことです。これによる人件費とトップチーム運営費の増(その時点での史上最大)は恐らく想定外で、これにより2023の赤字額は史上最悪の−98百万円になりました。
これで降格が回避できていたなら大きな問題はなかったのでしょうが、降格してしまったことで、2024には大きな問題が生じました、リーグ配分金収入の大幅減少(約−80百万円)です。これも降格時点でわかっていたことですので、クラブは縮小均衡、つまり、監督やコーチ、選手の質を落とし人件費を下げて黒字を取りに行くこともできました。しかし、クラブはそこで勝負に出ました。1年での昇格を目指してJ1での監督経験もある伊藤氏を招聘し、彼の子飼いのコーチも招き、シーズン前に土信田、大山、優希、畑尾、山ノ井ら上カテゴリーからの選手補強をしただけでなく、夏にも田口、熊谷、和希、平を追加補強するという移籍金も29百万円遣い、2023の最高額を更新する人件費を投じた大盤振る舞いをしたのです。しかし、その結果はご存じのとおりで、−91百万円の大赤字だけを残して昇格に失敗しました。
もう一度まとめますと「ゴースタ移転による費用増は織り込み済みであったと考えられ、それは大赤字の主要因ではなく、降格回避、および再昇格のための人件費投入と、降格による配分金減が大赤字の主要因」と考えられます。
この大赤字が現在も後を引いているのもご存じのとおりです。ですが、個人的にはクラブをあまり責める気にはなれないのです。
2023の夏に無理な補強をせずそのまま降格していればよかったのでしょうか?2024に配分金減を踏まえて補強を控え、ゴースタ1年目をショボイ体制で始めるべきだったでしょうか?仮にそうしていたら、それはそれで非難轟轟だったと思います。
勿論プロとして、心意気が良ければそれで済む話ではなく、結果責任はあると思いますが、それを負うべきといえる西川元GM、柳下元監督、伊藤元監督は既にクラブを去っており(西川さんは非常勤と言う形で一応籍はありますが)、米沢社長は増資に資金を追加で投じてクラブを経営破綻から救うという形で一定の責任を果たしました。残る和田GMにもいずれ責任をお取り頂くべきと考えていますが、それは放り出すような辞任ではなく、西川さんがされたように、「より良い後任者を招聘したうえで去る」という形であって欲しいと願っています。
大変な長文失礼しました。