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ただ、鳥栖市に関しては全国平均と同じ尺度で語るのは少し違う気がします。鳥栖市は九州の交通の要衝として発展してきた街ですし、福岡市や久留米市へのアクセスも非常に良い。実際、福岡都市圏のベッドタウンとしての側面も持っています。高速道路や鉄道網が集中し、物流拠点としても重要な位置を占めているため、企業進出や雇用面でも一定の強みがあります。
その結果、全国的には人口減少が進む中でも、鳥栖市は長年にわたって人口を維持、あるいは増加させてきた数少ない地方都市の一つでした。佐賀県内で見ても比較的若い世代が流入しやすい地域ですし、「地方だから人口が減る一方」という単純な話ではないと思います。
もちろん今後も永遠に人口が増え続けるとは限りません。日本全体の出生数減少の影響はどの自治体も避けられませんし、鳥栖市も例外ではないでしょう。しかし、少なくとも現時点で全国の過疎地域と同列に語るのは違和感があります。
むしろ鳥栖市の場合は、「どうやって人口減少を食い止めるか」という段階よりも、「今ある強みをどう生かして人を呼び込み続けるか」「福岡都市圏との近接性をどう成長に結びつけるか」という議論の方が現実的ではないでしょうか。
だから、全国の少子化や人口減少の話をそのまま鳥栖市に当てはめるのではなく、鳥栖市固有の状況やデータを見ながら考える必要があると思います。少なくとも、全国平均だけを根拠に『鳥栖も厳しい』『鳥栖も衰退する』と決めつけるのは早計ではないでしょうか。