No.1444043
本来であれば、大型スポンサーの確保や安定した収益基盤の構築を先行させ、その上で大型補強に踏み切るべきだった。夢のある投資であったことは間違いないが、順序としては逆だったのではないだろうか。
また、クラブ内外のステークホルダーとのコンセンサス形成や情報共有も十分だったとは言い難い。成功シナリオを前提に高いKPIを追い続けた結果、経営は綱渡りの状態となり、最終的にはそのリスクが表面化することになった。
もちろん、クラブの成長には挑戦が不可欠だ。しかし、挑戦は堅実な経営基盤の上に成り立ってこそ持続可能なものになる。トーレス獲得はサガン鳥栖の歴史に残る大きな挑戦だったが、その経験から学ぶべき教訓は、「夢を追うこと」と「経営の現実」を両立させることの重要性だろう。
だからこそ、小菊サガンに対しても同じ視点を持つ必要がある。強化への投資は歓迎すべきだが、人件費がクラブの体力以上に膨らみ、放漫経営へと傾くことがあってはならない。サポーターもまたクラブを支える重要なステークホルダーとして、チームの成績だけでなく経営の健全性にも目を向け、長期的な視点で見守っていく必要があるのではないだろうか。