319289☆ああ■ ■ ■ ■ ■ 2018/09/03 09:04 (iPhone ios11.4.1)
守備から攻撃へどう繋げるのか。
これが今のサガン鳥栖の最大の課題。
相手の出足が良かったり、裏のスペースを効果的に狙われたりするとあっという間に中盤を制圧されて防戦一方になる。
そのような状況になってしまうと、それを打ち破る術が見出せない 。
その苦しい状況を打ち破るのは、現状では前線からの激しいプレスだろうと思う。守備は守備、攻撃は攻撃と別次元で捉えるのではなくて、攻防一体としての発想が必要なんじゃないかな。
車と一緒で、バックから前進に切り替えるには、いったんニュートラルの状況を作らないと車の動きはうまく制御できない。豊田の前線からのプレスは、守備に追われているようで、実は攻撃の準備も同時に行っているいわばニュートラルな状態にある。そこでボールを奪えばスムーズに攻撃に移ることが可能となる。
天皇杯、神戸戦。あの試合1試合の中で見ても、鳥栖の数試合の流れを見ても、チームにニュートラルの状態を作り出したのは、間違いなく豊田。悪い流れを断ち切り、いい流れを生み出すためのきっかけを作る役割。ニュートラルは、時に目に見えなかったり、記録に残らなかったりする。
でも、世の中の大抵の物事にはニュートラルってかなり大切な状況だと思う。
別に、何がなんでも豊田のスタメン起用やフル出場を強く希望しているというわけではない。金崎、トーレスが絶対的なファーストチョイスになるのは理解できる。しかし、金崎やトーレスなどの個性溢れる濃厚な料理の合間には、チームをいったんニュートラルの状況にリセットできる銀シャリみたいな豊田の存在って大切だと思う。
金崎、トーレスを引き立てるためにも、チーム全体に活力を生み出すためにも、もう少し、豊田の出場時間を増やしてみてはどうだろうか。