330183☆ああ 2018/10/07 01:07 (402SO)
読売の記事です
佐賀市議会が決算不認定、市長・副市長の処分検討…体育館整備巡り
2018年10月06日
佐賀市が、市議会に説明せずに旧富士小体育館を整備した問題で、市議会は5日の本会議で、昨年度一般会計決算を全会一致で不認定とした。不認定は市町村合併した2005年以降、初めて。法的に問題はないが、市の説明責任のあり方が問われることになり、秀島敏行市長は、自身と整備を主導した畑瀬信芳副市長を処分する考えを明らかにした。
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市によると、元々、市企画調整部が、同校跡地を約7億5000万円をかけて簡易宿泊施設などとする計画を進めていた。
しかし、総務部長だった畑瀬副市長が、サッカーJ1・サガン鳥栖の運営会社「サガン・ドリームス」の竹原稔社長から「社会人バスケットボールチームの練習場が必要」と相談を受け、体育館の整備を昨年末から主導。一般会計当初予算に計上していた市の施設の解体費の残金9000万円を流用するなどして、約3100万円をかけて整備した。
体育館は竹原社長の親族が運営する「佐賀バルーナーズ」以外の利用実績はほとんどなく、地元住民の利用は全くなかったという。
本会議では、この問題を審議し、不認定にした総務委員会の山下伸二委員長が、「市から議会への説明が一切なかった。短期間で計画を進めたため、起案文書や工事を行う業者の契約が極めてずさんだった」と指摘した。
秀島市長は本会議後に記者会見し、「多大な混乱を招き、誠に申し訳ない」と謝罪。「議会にしっかり説明するように私が念押ししていれば良かった。この問題は根深い。しっかり検証していきたい」と述べ、次の市議会定例会までに、自身や畑瀬副市長の処分を決める考えを示した。
同席した畑瀬副市長も「自分の判断で、議会や市民に不信感を与えたことに責任を感じている」と謝罪した。長男が佐賀バルーナーズの業務に夏頃から関与していることを問われると「(今回の整備とは)一切関係ない」と弁明。「辞職する考えはない」と述べた。
武藤恭博議長は報道陣に「正直驚いた。議会軽視の姿勢のあらわれだ」と語った。