333223☆みつの 2018/10/14 10:14 (none)
男性
がんばれ! サガン鳥栖
おはようございます。すでにここで紹介されてありましたら、すみません。
先週、昔からサガン鳥栖に関わられておられる、宮副さんが、元社長の井川幸宏さんとの秘話を、ご自身のFBに投稿されてありましたので、紹介させていただきます。宮副さんも、過去、サガン鳥栖が苦しい時代、いろいろな経済人や佐賀県、市町が男気を出して、応援支援してくれたからこそ、今のサガンがあります。佐賀県民だけでなく、サポーターはじめ、オールサガン愛で支えましょう! と熱いメッセージを届けられてあります。
サガン鳥栖に関わる方たちが一つになって応援してもらいたいです。がんばろう!
凌げ!サガン鳥栖!(秘話)
今から14年ほど前の2004年秋。僕は同級生の井川幸宏君とベストアメニティスタジアムにいた。
その年の後半戦のサガン鳥栖は22戦中わずか1勝、フロントも運営もズタボロで、サポーターズミーティングでスタジアム解体案が出されるほどのメチャクチャな状況だったんだ。
このまま経営を任せられる社長がいない場合はクラブ除名、とJリーグから最後通牒をもらう状況の中、井川幸宏は「宮副、ちょっとサガン鳥栖見に行くから付き合ってよ」と言って来たのである。
試合を見る井川幸宏の目は輝いていた。中高校とサッカー一筋に燃やした青春。
「よしっ!いけ」「ナイスシュート!」試合中、彼はまるで選手のように、監督のように叫びだした。
「あさん40過ぎて、日本を代表する新興企業の社長になっても、まだまだ少年みたいなとこがあるとやな」とまぶしく見てたその横顔は、本当に楽しそうだったんだな。これが。
試合後、これまでにない真面目な顔で、井川幸宏は聞いて来た。
「宮副、俺にサガン鳥栖の社長しないかって話があるけど、どう思う?」
いやあ、ビックリした。それは1県民としては嬉しい言葉だったけど、友達としてはリスクも語らなくてはいけない。
俺は、現在経営がズタボロなこと。フューチャーズ解体時に私の会社の社長を含め、沢山の人が役員などをして、金銭的にも労力的にもたいへんな犠牲を払ったことなどを話し、「やめたほうがいいよ。大変だよ」と、想いを正直に話した。
「そうだろうな」と井川社長はつぶやき、一旦そのまま東京に帰っていった。
それは私も、県民としては崖っぷちのサガンを救ってくれるならいいのだけれど、何億円もの投資、担がねばならない重責、金持ちチームとの勝負など、こんなにリスクがあることをやらせるわけにもいかないと思ったわけでして、結構本気で反対した。
ホッとしたのもつかの間、それから数日後、井川社長からコールがあり、何したなんした?と聞いてみると
「宮副さぁ、やっぱ俺社長やることにしたよ」って言う。
「えええええええ! あさん何ばいいよっとこ? がっぱい大変かぼ! 」と携帯の受話器に吠えたんだけど、井川くん曰く
「これで佐賀にお返しができたらよかなと思ってさ。大丈夫、経営はばっちりやるから心配すんなって」と穏やかに、しかし自信満々に返してくる。
私は怒りつつも、井川くんの佐賀愛に感謝したもんです。