ひと昔前の例になるが、バルセロナではハビエル・マスチェラーノが小柄なCBだった。マスチェラーノはアルゼンチン代表やリバプールではMFでプレーしていた。CBに下げたのは、バルサのアンカーにハマらなかったこともあるが、結果としては大成功だった。スピードがあって1対1に強く、MFなのでパスも上手い。ボールポゼッションが高く、ハイライン基調のバルサでは、守備のほとんどはカウンターアタック対応だった。大きくて空中戦に強いCBより、速くて上手いCBが必要だったわけだ。
松岡と喜田もMFである。マスチェラーノと似た2人が起用されていた理由もバルサとほぼ同じだろう。どちらもできるだけ高い位置からプレスをかけ、ラインを高くしてコンパクトに守っていた。