宇野に続き、嶋本も弓場も、清水というクラブで大きく成長し、近い将来、世界へ羽ばたいてほしい。
もちろん、愛着のあるオレンジのユニフォームを脱ぐ日が来るのは淋しい。
それでも、いつか日本代表のサムライブルーに袖を通すためには、避けては通れない道である。
清水で育ち、世界を知り、そして新しいスタジアムが完成する頃、ひと回りもふた回りも逞しくなって、この街へ帰ってくる。満員のスタンドがオレンジに染まる新スタジアムで、成熟した彼らの姿を見ることができたなら、これほど胸を熱くする光景はない。
その頃には、松崎がベンチに立ち、清水の次の世代を育てるコーチになっているかもしれない。
選手を育て、世界へ送り出し、その経験がいつかまた清水へ還ってくる。そして、それが次の世代へと受け継がれていく。
そうやって一つひとつ歴史を紡ぎながら、清水というクラブは強くなっていく。その積み重ねの先に、きっと「王国復活」がある。