強化費が膨れ上がったことで、売上高も50億円を突破。Jクラブで9番目の規模となった。ただ、内実に目を向けるとクラブ単体の収支では支出が大きくかさみ、約30億円(22年度)の広告収入の多くを親会社の鈴与グループが賄い、穴埋めしているのが現実だ。
実質的な“赤字”を減らすために生じるしわ寄せは、多方面に及ぶ。山室社長の下で21年にデジタル移行した公式情報誌「エスパルスニュース」は27年間の歴史を閉じることが決定。子どもたちへの普及の部門にも利益が求められ、現場からは「高いお金を払わないとエスパルスではサッカーができない」との声が漏れる。
山室は金稼ぐから優秀派おじさんたちはどうなのこれ。