No.1397684
男性
清水の主力組が今季“最初で最後”になるかもしれないダービーをしぶとく制した。J1を舞台とするライバルに自由を与えず、2本目までは完封で締めた。秋葉忠宏監督(48)は「守備はハードワークして危ない場面はほとんどなかった」と評価した。一瞬の隙を逃さなかった。1本目21分、ゴール前で細かくつないで磐田守備陣を混乱させると、すかさず新主将に就任したFW北川航也(27)がシュート。このボールが西沢の背中をかすめてネットに吸い込まれた。「うまくギャップに入れたし昨日からシュートのフィーリングが良かった」とエースは振り返った。
守りも緩まなかった。DF住吉ジェラニレショーン(26)との新加入コンビでセンターバックを務めたDF蓮川壮大(25)は「前から連動していく時と、後ろでセットする時をうまく使い分けられた」。全体が適切な距離感を保ち、危険なシーンも体を投げ出してしのぎ切った。
今キャンプは走り込みに時間が割かれ、例年以上に厳しいメニューが続いた。「かなりきついトレーニングだったが、みんなが向き合って乗り越えた」と指揮官。主力組の実戦は2試合連続完封と成果が出ている一方、攻撃は2試合で1得点にとどまった。北川は「もう少し背後に抜け出す量を増やさないと」。秋葉監督も「追加点を取るところは宿題。ボックス内が物足りない」と指摘した。
オフを挟み、25日の開幕・熊本戦に向かっていく。「圧倒して全勝するつもりでリーグに向かっていく」と蓮川。課題を潰し万全の準備を整える。
磐田のキャンプ最終戦は不完全燃焼に終わった。主力同士の対戦では得点を奪えず、MF山田大記(35)は「守から攻の切り替えは意識できているが、質の部分はまだまだ」。1本目の枠内シュートは1本にとどまるなど、清水の守備に手を焼いた。