1470980☆次節分析官 2024/05/14 20:09 (Chrome)
横浜FCのスカウティングを混乱させ、福森に仕事をさせないこと
今の清水エスパルスは、多彩なオプションがある。しかも成功体験を経てクオリティも増している。
横浜FCがまず迷うのは2つ。「乾が出るか否か」と「原と吉田、どちらが出るか」である。
乾が出るなら4-2-3-1、出ないなら4-4-2、3-4-3が考えられる。この時点で相手の対策量は増大する。
怪我明けなのでフルタイムは難しいだろうが、乾を試合に使える効果は明らかに大きい筈だ。
もう1点、右SB(もしくはWB)は原か吉田か。
横浜FCの質的優位は「福森のキック精度」にある。3CBではあるが、攻撃時は福森が前に出てクロスを上げる事も多い。
原か吉田は福森に仕事をさせないタスクを負う事になる。
吉田は対人に強く、原はスペースを埋める事が巧い。どちらが出てくるかによって、
福森は対応を変えざるを得なくなる筈だ。そこを混乱させられる効果は想像以上に大きいと見る。
横浜FCvs千葉の試合をフルタイムで見たが、
横浜FCはハイライン、ハイプレスであり、攻撃時は3枚のCBの内2枚はかなり高い位置を保ち、
前線にパスを出せるように配置している。
この試合の失点は、一度バックパスした際、1人残った最終ラインのCB(ガブリエウ)が処理を誤った。
清水としては引っかけてショートカウンターを有効に狙いたい。
となるとスタートは4-4-2ではじめ、後半から4-2-3-1、後半の後半から5-4-1にしていく形が安定か。
後半に乾を入れ、彼にスルーパスやサイドチェンジをさせて相手を疲れさせ、
押し込む展開を作りたい。
また、相手の3CBは高さがあまりないため、鹿児島戦で成功体験を得た、
セットプレーから点を取れれば、かなり優位に試合を進める事ができるだろう。