483613☆ああ 2020/09/02 21:13 (iPhone ios13.6.1)
驚いたといえば、欧州CLの決勝にも驚かされた。

 試合前のアンセムを聞く選手たちの表情が映し出されたとき、わたしは名勝負の可能性をほぼ諦めた。ほとんどの選手が、昂(たかぶ)りを感じさせない、まるでアジアでの親善試合に臨むような表情をしていたからである。

 ところがどっこい。

 キックオフの笛が鳴った途端、両チームの選手はテンションをマックスに持っていった。バイエルンはいつものように獰猛(どうもう)なボールハントをしかけ、パリSGはバイエルンの両サイドに強烈な圧をかける。普段通りのバイエルン、スペシャル・プランを用意したパリSG、という図式である。

 ほぼ互角のまま、0―0で終わった前半だったが、手応えを感じていたのはパリSGではないか、というのがその時点でのわたしの印象だった。一度自陣でサイドを使い、相手を広げておいてから…というバイエルンのスタイルは、ほぼ完璧に封じられていたからである。

 だが、どれほど圧をかけられても、バイエルンは断じてGKや最終ラインからサイドにボールを供給することをやめなかった。蹴っておけばセーフティーな場面でも、徹底してサイドに起点をつくり続けた。

 結局、それが効いた。

 バイエルン対策としてサイドに圧をかけ続けたパリSGは、その代償として、いつも以上に体力を消費していた。徐々に圧は弱まり、バイエルンはその隙をついた。

 もしバイエルンがサイドへの展開を放棄していたら、展開はまた違ったものになっていたかもしれない。貫くべきか、対応すべきか。両監督の意図、志を明確に感じることのできた90分だった。
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