ノバ
No.61661
「昨年は残留争いをしましたが、今年は優勝争いをしたい。いや優勝争いではなく、優勝を目指して戦うシーズンにしたいと思います」



 1月17日に行なわれた清水の新体制発表記者会見で、今年はシーズンの最初から指揮を執ることになった大榎監督が力強く宣言した。2015年の新体制会見は、清水としては初めて200名のサポーターが見守るなかで行なわれたが、そのサポーターに向けても次のようにメッセージを残している。

「なにを言っているんだと思われる方がいるかもしれませんが、昨年はガンバがJ2から上がって三冠を獲りました。残留争いをした私たちが次の年に優勝するというのも、不可能ではないと思っています」

 指揮官は、チーム全体で高い意識、高い目標を持って戦うことの重要性を強調したのだ。

 戦力補強は、新加入選手が高卒の4人(うち3人がユースからの昇格)、移籍加入が4人(J1から1人、J2から3人)で、レンタル復帰が6人という内容。逆に流出した戦力は、主力組ではノヴァコヴィッチ、高木俊、吉田の3人であり、それに見合う補強ができているかは微妙なところだ。

 もちろん現在も、昨年13得点のノヴァコヴィッチに代わるストライカーは探し続けており、外国籍選手枠もふたつ空いている(アジア枠を含む)。あとひとりかふたり、助っ人の獲得は十分にありえる状況だ。

 そうしたなかで、大榎監督が優勝を目指すと口にした根拠は、まず「昨シーズン途中から、若い選手の伸びがすごく大きいなと改めて感じました。昨年よりも競争意識が高まってチーム内が活気づき、選手の成長にも期待しています」という部分。

 また、村松や犬飼らが期限付き移籍から復帰し、実績十分なGK杉山力や守備力の高いSB鎌田らが加わったことで、昨季60失点した守備の改善でも、ある程度計算が立てられる。

 攻撃に関しては、枝村、白崎といったレンタルバック組がどれだけ活躍できるか。そしてなにより、大榎監督が取り組み続けている運動量豊富でアグレッシブなサッカーが、選手たちの成長とシンクロして花開くかが鍵を握る。

 昨季終盤の残留争いのなかでも、その兆候は少しずつ表われ始めており、開幕まで1か月半の準備ができる今季はさらに期待が持てる。選手たちからの信望も厚い大榎監督が彼らの力を最大限に引き出せれば、冒頭の宣言も決して絵空事ではなくなるはずだ。

取材・文・写真:前島芳雄(フリーライター)

外人次第で優勝見えてきますよ
優勝しましょう

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