No.67120
サンケイスポーツから
J1清水は20日、韓国Kリーグ1部の光州FCと静岡市内で練習試合(45分×2本)を行い、スコアレスドローながらプロ相手に今季初めて無失点で終えた。鹿児島キャンプ中に出場したニューイヤー杯では、J1浦和、J2の磐田と熊本を相手にまさかの3連敗で4チーム中最下位。大会3戦で8失点と守備に不安を残していただけに、「0に抑えられたことがよかった」と大榎監督はホッと胸をなでおろした。守備の安定をテーマにした試合は、DF平岡とDFヤコヴィッチをセンターバック、右DF三浦、左DF犬飼と1メートル80台の4人を揃え高さで勝負。前半30分過ぎにメンバー変更したが、狙い通りにセットプレーでは危なげなく抑えた。その後は多くの組み合わせを試し、サブ組中心の後半には深く攻め込まれたが、「全員の守備意識が高かった」と指揮官は何とか及第点を与えた。
無失点に抑えた反面、攻撃面ではチャンスをつくったものの結局無得点で終えた。監督は「後ろ(守備陣)からもっとスムーズに前線へ展開したい」と、不十分な連携を指摘。開幕戦まで2週間ほどに迫り、クリアすべき課題がより明確になってきた。
その課題解消を期待されるのが、正式契約間近と思われる元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカと元豪州代表FWミッチェル・デュークの加入だ。まだ同レベル相手の実戦は試せず未知数の部分もあるが、「コンディションが整えば大きな戦力になるはず」と関係者の期待は大きい。昨年の長期離脱から完全復調間近のFW長沢は「(2人に)負けるつもりはないし、譲るつもりもない」としており、激しいポジション争いがチームに好影響を与えることは間違いなさそうだ。
チームは22日にプレシーズンマッチで甲府と対戦し、翌週には格下相手の練習試合も予定されており、「ここからは結果にこだわる」と指揮官。3月8日鹿島との開幕戦に向け、戦力調整は最終段階を迎える。(望月文夫)