115☆sonic 2020/04/04 05:09 (MAR-LX2J)
昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)で因縁が生まれたアヤックスとレアル・マドリーのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスがSNS上で見事な掛け合いを披露した。
アヤックスとセルヒオ・ラモスと聞いて思い出すのは、昨年行われたCLラウンド16での対戦。
昨年2月13日にアヤックスホームで行われた1stレグではアウェイのマドリーが2-1で先勝。そして、この試合の試合終了間際の89分にはセルヒオ・ラモスがFWカスパー・ドルベリ(現ニース)に対するファウルで警告を受け、累積警告によって2ndレグを欠場することになった。
また、試合後のインタビューでは、「わざとじゃないと言ったら嘘をつくことになる。相手を過小評価しているわけではないけれど、どこかで調整しなければいけない問題だった」と、意図的に警告をもらい累積警告を消化したことを明らかにし物議を醸した。
その後、欧州サッカー連盟(UEFA)の調査によってアヤックス戦に加え、もう1試合の追加処分を科されることに。さらに、同年3月5日にサンティアゴ・ベルナベウで行われた2ndレグではセルヒオ・ラモス不在の守備陣が崩壊し、1-4の惨敗。CL4連覇の夢が潰えることになった。
その因縁の両者は今回、『ツイッター』上で1年ぶりの再戦を果たすことになった。
先に仕掛けたのはアヤックス。現在、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響によってサッカー活動が一時中止となっていることもあり、同クラブは公式アカウントで『#RetroMatchday』、『#reaaja』と2つのハッシュタグを付けて昨年3月のマドリー戦を回想。
その際、FWドゥシャン・タディッチが決めた3点目を紹介する投稿でタディッチのゴールセレブレーションの写真と共に、試合前のスタンドで余裕しゃくしゃくのポーズを取っていたセルヒオ・ラモスの写真を上げてチクリと一刺しした。
だが、この投稿をどこからか知ったセルヒオ・ラモスもすぐさま応戦。アヤックスの公式アカウントへのリンクと共に、『#RetroChampionsDay』とのハッシュタグを付け、自身がビッグイヤー(CL優勝トロフィー)を掲げる4枚の写真を投稿し、その実績を誇示して見せた。
ただ、セルヒオ・ラモスが知ってか知らずか、アヤックスは前身のチャンピオンズカップ時代を含めると、同タイトルを4度獲得している。
そして、アヤックスは故ヨハン・クライフや、フランク・ライカールトなどレジェンドたちがトロフィーを掲げる4枚の写真を投稿。「セルヒオ・ラモスに同意するよ。4つのトロフィーに敬意を払うべきだね」との返答をみせ、イジッたことを謝りつつ同選手へのリスペクトを示した。
両者のCL優勝回数が異なった場合、遺恨を残すところだったが、奇しくも同じ優勝回数だったこともあり、SNS上でのイジりイジられの応酬は最後に大団円を迎えることになった。