776715☆ああ 2023/11/13 22:20 (Chrome)
サポーターの怒号と悲嘆は海外まで波及している。
11月12日、2023年シーズンのJ2リーグ全日程が終了した。大宮アルディージャはホームで4位の東京ヴェルディを迎えた。他会場の結果次第だったが、16年ぶりのJ1昇格に並々ならぬ意欲で臨む、かつてのJリーグ王者の圧力にオレンジ軍団は圧倒され、0-2で完敗。J3自動降格圏内の21位で今季を終えた。
試合後には最終戦のセレモニーが行なわれ、選手やスタッフがサポーターへ挨拶したが、NACK5スタジアム大宮は異様な雰囲気に包まれた。
冒頭、佐野秀彦社長がマイクの前に立つと、サポーターらは大ブーイングを浴びせる。さらには、刺激的な横断幕も目についた。「恥を知れ」「走れない闘えない努力もしない口先だけは立派な史上最低イレブン」「(再)NTT様弱さよりも強くなる情熱が感じられないことに失望しています」「目標未設定 不十分な編成 Jリーグ舐めるな」など、ゴール裏には、フロントへ不満を爆発させる痛烈なメッセージが多く掲げられた。
ここまでの大宮の戦いぶりを振り返ると、サポーターの怒りは想像に難くない。今季は開幕から波に乗れず、5月に相馬直樹監督(当時)を解任。原崎政人ヘッドコーチが昇格したが、低空飛行は続き、ついに最悪の結末を迎えた。
かつては10シーズン連続J1で過ごし、最高順位5位も記録したクラブは2017年にJ2に降格すると、20年は15位と低迷。21年はJ3降格の危機に瀕したが、なんとか16位で残留にこぎ着けた。だが昨年も上位争いに加わることができず、クラブ史上最低の19位でフィニッシュ。4季連続でJ2下位に低迷する事実が示すように、降格の予兆は確実にあった。