776716☆ああ 2023/11/13 22:20 (Chrome)
大宮の凋落には、海外メディアも関心を寄せている。
同クラブには元ポーランド代表FWのヤクブ・シュヴィルツォクが在籍している。21年シーズンから2年間、J1名古屋グランパスに所属し、公式戦通算8得点を挙げたストライカーは母国のクラブをはさみ、今年7月に大宮に完全移籍。9月30日に行なわれたJ2リーグ第37節の大分トリニータ戦で負傷し、現在は怪我の治療のため、ポーランドに一時帰国している。
彼の母国であるスポーツチャンネル『Polsat Sport』は「シュヴィルツォクがさらなる問題に直面している」と伝えると、「この元ポーランド代表選手がプレーする大宮アルディージャは、日本の2部リーグからの降格を免れることができなかった」と報じ、来季はJ3でプレーするかもしれないと嘆いている。
同メディアは「シュヴィルツォクは今年7月に大宮に入団した。にもかかわらず、クラブのオーナーはポーランド人のプレーを長く楽しむことができなかった」と記し、巻き返しとして補強したストライカーが怪我で思うような戦力になれなかったと鋭く指摘。
続けて、「大宮は元ポーランド代表FWの力を借りなければ、2部リーグにとどまることはできなかった。クラブは42試合を終えて勝点39。順位表の後ろから2番目(21位)に終わった」と記し、まだJ3降格は正式決定していないが「事実上の終戦だ」と強調。
また、シュヴィルツォクが25年1月末まで大宮と契約を結んでいることを紹介したうえで、「この30歳のポーランド人が来シーズンも日本で、それも3部リーグで戦う可能性は十分ある」と論じている。
今季J3で、現在5位のJ2クラブライセンスのないFC大阪が2位以内に入った場合に限り、残留の可能性は残るものの、数字的にかなり厳しい状況にいるのは明白。言い逃れできない現実を突き付けられたクラブは、生まれ変わることができるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部