>>431251
「神は細部に宿る」はその通りだが、
全く細部が語られてないので、追記しておく。
82:38に谷から仙頭にボールが渡るが、連続したトランジションの中でリスクを冒してカウンターを行った湘南は陣形を崩しており、
本来ならば簡単にボールが渡ってはいけない仙頭のいる中央付近に湘南の選手がいない。
ただ危機察知した小野瀬がプレスバック。15mほどスプリントするが、小野瀬は自身の走るコースをうまく遮るようにドリブルした仙頭に対してボール奪取することを諦めてしまう。
すでに疲労が蓄積していたはず。だが、ファールでもいいから止めておけば失点につながることはなかった。
さらに問題なのは松村。松村が対峙していた望月は相手最終ライン付近におり、松村がこの時にマークすべき相手はいない。
なので、小野瀬がプレスバックをしたあと松村は仙頭に対してプレッシャーをかけれた。
仙頭にプレッシャーをかけれずフリーでボールを持たれたことで、舘と鈴木雄斗はラインを下げるほかなかった。
ラインがぐっと下がったことで、茨田と最終ラインの間に広大なスペースができ、茨田はクリアボールを回収できず、ボールは西村が回収する。
もし少しでも仙頭に制限がかかっていれば、ラインを下げること無く、オフサイドトラップもできたかもしれないし、仙頭のパスの精度も落ちていたかもしれない。
最後に鈴木淳之介。西村がボールを持ったシーンで鈴木淳之介は西村に寄っていってしまう。
ナサンホがどこにいるのか全く把握していなかったから、そのような行動をしたのだろうが、
本来ならポジションから離れてはいけない。
守備もフェーズがあり、ボールを奪うフェーズとゴールを守るフェーズがある。
ボールを奪うフェーズでは複数人がボールにオリエンテーション(ボールに向かうこと)しても良いのだが、
ゴールを守るフェーズで自分にマークがいるのにそれをしてはいけない。