13404☆bleuJ 2021/11/25 00:51 (SCG03)
対5バックの対応
ユーベ戦見直しました。
トゥヘルの引き出しは無限かと思える戦いでした。
昨年引いて守る相手に苦戦しました。
特にミラーに配置され5バックで引いた相手に有効手段がありませんでした。
序盤はルカクをポストに中を印象付けセカンドボールからの飛び込みで攻略し最近は更に違う手段を用いてます。
いくつか解ってきたので解説します。
一つ目
◆5バックの圧縮
5バックが困難な理由はスペースが無いこと。レオザフットボール(YouTube動画)ではワイドの外を回る動きが足りないと言ってたけど自分はそうは思ってなく、理由は5バックが広げる動きに強い事。
一枚が釣り出され外を回る2人目にもそのまま2列目から着いてこられてフリーを作れない。
外回りの最もダメな所は角度が無くなりクロスに対して4毎枚相手が居ること。なので5バックを外に広げるのは逆効果。
トゥヘルは5バックに対し逆に圧縮をしている。
方法は中に人を置く事。
最近の試合で前線が点取れずにWBに得点チャンスが多いのは前線がコンパクトにセンターにハマってるから。
5バックは均等にスペースをカバーしてると同時に目の前の敵をマークする動きもするため中が3枚密集すると守備も密集する。
特にサイドからのクロスだと視線がボール方向になるためファーサイドがノーマークに成りやすくWBの得点シーンが多くなる。
5バックは本来ピッチの幅をカバー出来るはずが密集を作ることで圧縮され一番遠いファーサイドを隙を作る。これが一つ目。
◆ライン間のポジショニング
今朝の試合を観てて一番難しかったのがマイボール時のポジション。カンテはまるで4231の右WGだしジエシュはトップ下に見えるシーンも多かった。かと思えば相手ボールの時前3枚でスライドしプレスを掛けるシーンもあり2トップに見える時もあった。
そこで一番考えられるのはスペース優先のポジションの作り方。
相手のポジションを見て常にライン間、選手間に取る事が求められ唯一決まってるのはワイドに必ず一人、センターに一人置く事くらいかなと。トゥヘルのパスワークは相手の居ないところを突く様訓練されてるので都合が良く、サイドとセンターだけ決めるのはネガトラの時穴が出来ない様にする為。
最近WBが考えられないポジションを取ってたのはワイドのポジションの決まりごとを守られてる時は本来のポジション関係なくライン間、選手間を取る事を指示してるからではと。
長くなりましたが最後にルカクの復帰による完成度がどうか?
私は全く問題ないと思ってます。
理由は上記の戦術もルカク入りを意識しており仕上がって来てると言えるから。
守備も2トップ+2IH気味もやってるので。