14055☆砂糖菓子◆MBKpJulWag 2021/12/21 16:08 (Chrome)
解説がちゃんとしてないから私がサウールを褒めます。

試合中にも言及しましたが、試合を通じてジェームス(アスピリクエタ)が高い位置を取る右肩上がりの配置、実質的に4バックに近い配置になっていました。

これによって割を食ったのがアロンソ。
前半に関して言うと、
・CBの枚数が実質的に少ない弊害として、アロンソの裏のスペースをCBがケアしにくい、アロンソが逆サイドからのクロス対応のために中に絞る必要があるなど、普段以上に守備タスクの遂行が難しい(苦手な動きの比重が重い)
・低い配置からの攻撃参加となるため、インナーラップやゴール前への飛び出しが遅れ効果的となりにくい(得意な動きを取り辛い)
といった状況が生じていました。

この状況を一人で解消したのがサウールです。
サウールは組立時にCB間、あるいはリュディガーとアロンソの間に降りて3バックを形成しアロンソの配置を押し上げます(コバチッチの役割)。
そしてある程度押し込んだら、フィルター役をこなしつつ、前線で攻撃が詰まった際にボールを引き取り作り直す預け所としての役割(普段のジョルジーニョの役割)を担いました。

ようは、普段コバチッチとジョルジーニョがやってくれている役割を部分的にではありますが、一人で効果的に遂行し全体の機能不全を解消したのです。

サウールが縦に出さないことを解説は批判していましたが、カンテもアロンソもアスピリクエタも攻撃的に振る舞って、フィルター役のサウールとCB2枚を残して前掛りになっている状態で無理に縦に付けるのは、カウンターのリスクを考えると容易に取れる選択ではありません。
ゴールに近づくパスを通せればそれに越したことはありませんが、そもそもサウールがボールを受け取るタイミングは、役割上前が詰まって作り直したい時が多く、そもそもズレを作れていない状態であることが多かったとも考えます。

ウルヴス戦の後半に押し込めたのは間違いなくサウールのおかげです。
またこの試合を語る上で、ウルヴスの守備戦術の優秀さも見逃すことはできません。

そういった要素を一切言及せずに、リスクリターンを無視した批判しかできない解説の言うことを、皆さんには鵜呑みにして欲しくありません。
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