15993☆砂糖菓子◆MBKpJulWag 2022/05/21 22:33 (Chrome)
◆レスター戦A
〇ツィーエシュの役割の変化
後半開始時にツィーエシュを攻撃時左のIH的な役割に変更。ツィーエシュの立ち位置の変化に呼応してカンテが右に。ツィーエシュを左に置くことでプリシッチがより中央で呼び込めるのでルカクと連携しやすかったり、アロンソが中に入りやすかったりといった狙いかなと思います。右でのジェームズとツィーエシュの連動が面白かったので意外な変更でしたが、結果はともかく、狙い通りの形は作れていたかなと思います。
戦術面での柔軟性という点では劣るものの、マウントの控え枠としてツィーエシュも十分なパフォーマンスを見せていると思いますが、来季ギャラガーがこの枠争いに入って来るであろうことを考えると難しい立場。後半の戦術はある種ツィーエシュの居場所を来季作るための方策なのかもしれません。
ベンチメンバーを考えるとその後に取れる選択肢も限られていましたし、良い形を作れていただけにルカクプリシッチが交替する前に仕留めたかったですね。
〇選手交代
左ではツィーエシュが幅を取ってアロンソがゴール前というレーン変更がスムーズに機能していたんですが、右ではカンテが幅を取って仕事をできる選手じゃないので右が左ほど機能しにくい形に。なので内外どっちのレーンも取れるジェームズをIH(ST)に変更しアスピを投入したということかなと思います。ジェームズが左に立った時に絞りすぎて大外が取れていない場面が散見されたり、チークがゴール前まで侵入する形を作れない、ハヴァーツがゴール前でじっとしていられるキャラクターじゃないので受けに動いてゴール前に人がいなくなったり、トゥヘルが思っている形どおりにはなっていない気もしましたが、交代の意図自体は面白いと思いました。こういう戦い方ならルカクの交代枠としてブロヤがいても良いかもしれません。
〇総括
引分でも事実上3位当確の一戦。特に選手交代の場面ではマウントを使えばわかりやすく効果的だったところを温存して、後半は新しい形を試した一戦となりました。最低限の結果となりましたが、来季を見据えると面白い戦いができたと思いますし、新しい戦術を試すかもという期待が出て来たので最終節も楽しめるかなと個人的には感じました。