16484☆砂糖菓子◆MBKpJulWag 2022/07/26 18:55 (Chrome)
◆チャロバ
最近のチェルシーは、プレス時にマウント(ツィーエシュ)がトップ下、IH的に振る舞って2トップとともに中央を閉め、相手のSBにボールを誘導する。SBに出たところをWBが縦ずれして対応するというやり方を多用していますが、チャロバのポジショニング、空中戦、サイドでの対人の悪さによってWBが高い位置を取りにくくなりゲームプランを変えざるを得ない状態が続いています。

昨季のFA杯決勝リヴァプール戦では、ルイスディアスとの対人に振り回され危ない場面を何度も作られたことから、WBをリトリートさせ守備時に5バックを形成、3トップの横スライドでプレスという形に修正することになり、一応バランスを取ることに成功しましたが、相手に主導権を渡す形になってしまいました。

オフシーズンでもクラブアメリカ戦ではチャロバが内に絞りすぎて外ケアを放棄するような判断を繰り返すため、WB(ケネジ)が高い位置を取りにくい状況を作ってしまっています。
シャドー(ツェイーシュ)が内に絞ってボールを受け、空いた外のスペースをWBが使って展開する組立てのプランが有効に働いていたものの、ケネジの守備負担が大きいため、ポジトラの局面でケネジの攻撃参加が遅れるような状況が生じてしまいました。

シャーロット戦ではチャロバが絞りすぎてケネジのプレス参加が遅れる状態から始まります。
試合中にマウントがケネジにもっと前に出るよう繰り返し指示する姿が見られます。
しばらくしてケネジが高い位置を取るようになると、今度はそれに連動してチャロバが広がるようになるんですが、今度は外に広がりすぎてCB間が空き、そこに長いボールを送られると危ない構造になってしまいます。
本来チャロバのいるべき場所に送られたロングボール対応を、開きすぎたチャロバは絞ろうともせず、ギャラガーが一列降りて対応しているのは流石に意味が分からなかった。
途中からアンパドゥが右に移ってここをカバーするようになり、ギャラガーがDFラインに吸収される酷い状態は解消されましたが、結局CHの片方がDFラインに落ちているので中盤がスカスカになってしまい……

アーセナル戦ではプレスがかかるとバタついて、実際に失点に直結するミスも出ましたが、これはチーム全体の機能不全の問題の方が大きく、それ以外の部分はある程度無難にこなしていたので、この試合でチャロバを責めるのは違うかなって印象です。

チャロバが原因でゲームプランの変更を余儀なくされる状況がこれだけ立て続く中で、3バックの一角を任せても良いという評価は甘すぎます。
チャロバを信用できるのは、
・相手に主導権を握らせる前提の5バック
・WBが高い位置を取ってもその裏を狙わない優しい相手に対する3バック
・相手からのプレスにはまらない前提の4バック
現状この3パターンだけです。

サールは組立て時の判断、立ち位置、足元の能力が悪いですが、守備時にここまでチームを歪ませないので、最近の試合を見ているとサール>チャロバというトゥヘルの評価は妥当だったんだなって思います。
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