1074566☆1123 2025/10/02 07:20 (iOS18.6.2)
ノジマさん、取説
家電量販市場が縮小傾向にあるなか、M&Aを原動力に急成長、2026年3月期の売上高は9300億円と2014年比で4倍以上に拡大する見通し。野島広司社長は「3兆円企業」を目標に掲げ、今後5年間で3000〜5000億円規模の買収を計画。
これまでに通信販売代理店(ITX、コネクシオ)、ニフティ個人向け事業、アニマックス、VAIO、ストリートホールディングスなどを買収し、売上の主力は家電よりキャリアショップ事業(43%)に移行。
家電市場は縮小、競争激化(ニトリやフランフランの参入、ヤマダ・ビックの戦略)により、新規領域としてデジタル関連や決済分野に関心を寄せている。ただし金融分野ではスルガ銀行やマネースクエアの撤退経験があり課題も残る。
野島社長はソニーの大賀典雄氏から影響を受け、買収による事業再編を志向。手法はソニーのエンタメ戦略に通じる面もあるが、「投資ファンド化」への試みは途中で頓挫しつつも関心は持ち続けている。
強烈なリーダーシップで拡大を進める一方、M&A依存によるリスクと後継者問題が今後の大きな課題となっている。