Eきゅー
No.202397
もちろん完全なベスメンでない鹿島であっても二試合トータルで勝ったことは計り知れない価値があると思います。

まず1stレグ。位置的優位性で上回るマリノスの質的優位性(選手の特性、良さを出すこと)を削ぐことでマリノスを苦しめる。これが1stレグの鹿島の戦略だと思う。
つまり、いわゆる『いつもの鹿島』的なもの。これにマリノスをはじめ多くのJのチームは苦しめられてきた。

『いつもの鹿島』的なものの正体を紐解くと、鹿島というチームは伝統的に相手の質的優位性を削ぐことに長けているチームです。
なぜ怪我人やベスメンでなくても鹿島は強さを発揮できるかというと、ふつうのチーム同士が戦うときはどうしても質的優位性の比べあいになるところを、鹿島は相手の質的優位性を削る戦い方もできてしまう。
簡単にいうと自分たちの良さを出す戦術をするチームはベスメンか否かで戦力が左右されるけれど、鹿島みたいな相手の良さを消していく戦い方ならばその差を縮めて戦うことができる。
これが鹿島の伝統的な戦い方。
だから鹿島はメンバーが多少かわっても相手の良さを潰し、差を縮めて僅かなチャンスで勝ちきることができる。

マリノスがもうひとつレベルアップするにはちょうど避けては通れない相手だった(今季の中ごろはアンチマリノスサッカーをしてくる相手に対応できなくて負けていたから特に)。

だからマリノスの2ndレグの課題は質的優位性を消してくる鹿島に負けないくらいに質的優位性を発揮して鹿島を力づくで殴り返すことだったのだけど、前半は大津だけでなく渓太もテルもディフェンス陣も見事にやり遂げた。
後半、疲れや勝ちを意識して引いてしまったのはよくなかったけれど前半は課題に取り組み、クリアしてゴールまで結びつけたことが確かな成長。

戦術的に鹿島に2ndレグで同点にされたから部分的に戦術的にはやられた部分があってもマリノスは結果として決勝に駒を進め苦手なパターンの戦い方のチームにも対応できた。これは間違いなく戦略的な意味で非常に価値がある勝利だと思いますよ。

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