No.276590
女性 オグベンの考え方・朝日新聞 優勝翌日 記事より
横浜マとCFGがパートナーシップを結んだのは2014年5月。それ以降は、CFGが管理している世界中の選手データも活用しつつ、効果的な選手補強のかたちを模索してきた。今季選手登録した外国籍選手は計8人。このうち5人が、エリキをはじめとするブラジル人だ。計7人が登録された昨季はブラジル人は1人だけで、マケドニア(当時)やカメルーンなど国籍は多岐にわたっていた。彼らの多くは自国の代表選手だった。国際試合があるたびに日本と欧州などとの往復を繰り返した。小倉SDは「リーグ戦への影響は隠せなかった」。移動疲れに時差ぼけ、チーム練習の不足――。助っ人が思うように実力を発揮できず、チームも残留争いに巻き込まれ、12位でシーズンを終えた。
A代表には選ばれていなくても高いレベルにあり、チームと長い時間を共有できる選手を。そんな狙いを持って、今季はブラジル人を中心とする外国籍選手の補強にあたった。加入1年目のFWマルコスジュニオールは、チームメイトの仲川と並ぶリーグトップの15得点を決めて攻撃陣を牽引(けんいん)した。2年目のDFチアゴマルチンスは、スピードを生かした広い守備範囲でピンチの芽を何度も摘んだ。
「選手獲得は、ロシアンルーレットではない。精度を高めて選手をとりにいっている」と小倉SD。人材をそろえるための巧みな戦略が、15年ぶりの王座返り咲きを後押しした。(清水寿之)