No.1078396
筋肉が収縮している最中に、それとは逆方向に強い伸張ストレス(引き伸ばされる力)が加わることで、筋膜や筋線維が部分的、あるいは完全に損傷した状態
発生のメカニズム
多くは、筋肉が縮もうとしながら引き伸ばされる「遠心性収縮(えんしんせいしゅうしゅく)」の瞬間に発生
• 短距離走のスタート時:後ろ足のふくらはぎやハムストリングスに急激な負荷がかかる
• キック動作:足を振り上げる際に大腿四頭筋が急激に伸ばされる。
特に発症しやすいのは、複数の関節をまたぐ二関節筋(にかんせつきん)
• ハムストリングス(太もも裏)、陸上やサッカー選手
• 大腿四頭筋(太もも表)、サッカーのシュート動作
• 下腿三頭筋(ふくらはぎ)、テニスやバドミントンなどの切り返し動作で発生。
一般的には T度〜V度(またはGrade 1〜3) の分類
▪️ T度(軽度:Grade 1)
状態:筋線維のごく一部が損傷
• 筋線維の微細な損傷(断裂はごくわずか)
• 痛みはあるが運動は可能なことが多い
• 腫れや内出血はほとんど見られない
• 筋力低下は軽度
イメージ:違和感〜軽い痛みレベル
復帰目安:数日〜2週間程度
▪️U度(中等度:Grade 2)
状態:筋線維の部分断裂
• 筋肉の一部が明確に断裂
• はっきりとした痛みで運動が制限される
• 腫脹(腫れ)・内出血が見られる
• 筋力低下が明らか
イメージ:「ブチッ」とした感覚を伴うこともある
復帰目安:3〜6週間程度
▪️ V度(重度:Grade 3)
状態:筋の完全断裂
• 筋肉または腱との接合部が完全に切れる
• 強い痛み
• 明らかな陥凹(へこみ)や変形
• 自力での運動はほぼ不可能
イメージ:断裂部が触ってわかることもある
復帰目安:数ヶ月(手術が必要な場合あり)
