398771☆くるくるパー 2019/01/22 02:50 (Chrome)
アジア相手にこれほど長く守備に徹したゲームはあまり記憶がないね。いったい何が問題だったのか。
もちろんポゼッションチームに形を変えたサウジの変容が一つだろう。昔のようにロングボールで攻めたり、力任せにガリガリ攻めるスタイルなら、これほどのポゼッションにはならない。パスがつながるのは、それだけ選手がフリーの位置に動いている証拠。しかも、躊躇せず空いている味方にボールをつなぐから、失うことも減っている。ただし、サウジの戦術の失敗は両サイドから徹底的に攻めなかったこと。上げられるタイミングで中に入っては中央の網に引っかかった。中央へのクロスを前提にした戦い方なら、零封はなかったと思う。
では、我が代表はどうだったのか。あれだけ自由にパスを回されたのは、前線中盤の選手に守備の意識が足りないからだと感じた。堂安南野は守備をするよりも前にばかり気が行っていてマークがおろそかだった。原口は運動量は多いが、必要な守備にほころびが出た。また、ゲームを作らなければならない柴崎は守勢に追われて自分の仕事ができていなかった。
攻撃ではどうだろう。ワントップ風の武藤、トップ下の南野、サイドの堂安ともに、ボールを落ち着かせることをせず、ボールが来たらすぐさま前に急いだ。前線同士のパス交換も意気はあっておらず、いたずらにミスパスを重ねた。ここは、ボールを収めて、一呼吸ほしかった。
守備陣は殊勲の冨安はじめ、十分に頑張っていた。
早い時間のゲームで暑さはしんどかったと思う。しかも守備に時間をとられ疲労度も増したことだろう。そこで、なぜもう少し早く選手交代をしなかったのかが大いなる疑問。誰が見ても南野は消えていたし、堂安もスピードがなくなっていた。この二人は後半15分で見切ってもよかったのではないか。現実に伊東のスピードは相手に脅威を与えていた。このあたりの森保のマネジメントはもっと議論があってもいい。
次は、ベトナム。以前のベトナムをイメージしていたら足もとをすくわれる。ただ単にターンオーバーすればというのは危険だろう。ボランチには塩谷遠藤を推す。ワントップにするかツートップにするかは大迫次第なので、ツートップなら、武藤北川。ワントップならトップ下は柴崎。両サイドは左に乾、右に伊東。DF陣は、左から佐々木吉田三浦室屋。GKはダニエル。槙野は危険なにおいがする。