No.456125
森保擁護派ではないが
初めに断っておくが、自分は森保擁護派ではないし、絶対的に森保である必要はまったくないと思っている。その上でサッカーの話をすると、サッカーではたとえある程度の力差があっても、その差が圧倒的でもない限り、10回試合をやって10回とも勝利が得られるということはありえない。
例えばシリアクラスの相手であれば、日本は10回試合をやれば6回か7回は勝利を得られるだろうが、3回か2回は引き分け、10回の内1回は不運な要素が重なり敗戦ということも有り得るだろう。
不運な要素が重なるというのは、例えば非常に微妙な判定でPKを取られたり、圧倒的に攻めるも終盤のワンチャンスでカウンター1発を決められたりする時などで、まさにシリア戦などがそれに当てはまるだろう。
信じられないような凡ミスで失点してしまったサウジ戦についても、10回に1回しか起こらないようなミスが出てしまった試合と言えるだろう。
人間とは感情の生き物なので、出た結果によって内容を冷静に見ることができなくなるものだ。
サッカーにおいては負ければ批判されるし、勝てば称賛される(これは日本に限らず世界中どこでも同じようなものだ)。
負ければ内容の印象も悪くなってしまうし、勝てば内容の印象まで良くなってしまう。
例え内容的にはまったく同じだったとしても、出た結果に対して、「なぜ負けたのか」、「なぜ勝てたのか」という正反対の理屈が後付けでくっ付いてしまうのだ。
上記のような偶然性の要素で結果が変わってしまっただけなのにね。
カタール戦も引き分けたことで、「日本は1勝もできずに敗退」という印象だけが強く残ってしまったが、あの試合の内容を冷静に振り返ることができれば、「完全にレッドではないプレー」でレッドを出され、1人少ない状況下でも日本はカタール相手に主導権を握り先制点をもぎ取ったが、「完全にPKではないプレー」でPKを取られてドローになってしまっただけだ。
そしてサッカーにおいて大事なことは、「絶対に負けてはいけない本番」において、いかに「結果」を出すかである。
五輪の出場権を既に獲得している日本にとっては、この3試合は「絶対に負けてはいけない本番」とまでは言えない試合であったことは考慮する必要があるだろう。
岡田武史氏は南アフリカW杯の前の親善試合で負け続け猛烈な批判を浴びたが、「本番」では日本に出来るあらゆることを駆使し、10回の内に1回しか出せない結果を手繰り寄せた。
初戦のカメルーンに勝利し、オランダには最小失点での敗戦、デンマークには快勝し、決勝トーナメントのパラグアイ戦ではドローでPK戦までもつれ込んだ。
まともな海外組がCSKAモスクワの本田、ヴォルフスブルグの長谷部、フランス2部の松井しかない当時の日本代表でだ。
森保監督に岡田氏ほどの凄みがあるとはまったく思わないが、日本選手の質や出来ることを鑑みても、現時点で大騒ぎするほど酷い内容のサッカーをやっているとは思わない。